不調と未病と病気のお話 不調は身体が発するSOS

不調と聞くと皆さんは何をイメージされるでしょうか?肩こり?不眠?頭痛?倦怠感?おそらく大半の方が何かしらの症状をイメージされたのではないでしょうか。不調が全くないという方になかなかお会いする機会はありません。美容鍼灸専門院であるCannaに来院される患者さんも何かしらの不調や悩みを抱えられて来られます。では、不調と病気の違いは何なのでしょうか?言葉遊びにも聞こえるかもしれませんが、今回はそんな不調と病気、そして東洋医学的な考え方である未病を紐解いていきたいと思います。

まず不調という言葉を辞書で引くと「うまく整わないこと」「調子が悪いこと」という意味がでてきます。読んで字のごとくですが普段とは何が違うのかわからないけどもなんだか調子が悪いというのは皆さんも経験があるのではないでしょうか。

では病気はなんでしょうか?病気を辞書で引くと「体の全部または一部が、生理状態の悪い変化をおこすこと」「発熱・苦痛などを伴うやまい」という意味が出てきます。先ほどの不調に比べると原因が比較的にはっきりしている、その症状も悪い感じになっているのが病気というニュアンスになります。

ここで改めて気づいて欲しいのは、不調≒病気でもあるということです。我々の身体には状態を一定に保とうとする恒常性という機能が備わっています。感染症や一部の特殊な病気を除けば、ある日急に病気になることはないのです。そう、不調から始まり、その不調が進行して病気となっていくのです。一時的な不調であれば少し休めば治り病気になることはないでしょう。しかし、休む時間も取れない環境やそもそも不調に気づくことすらできない切迫された毎日を過ごしていては気づいた頃には病気となってしまいます。

そして、この不調と病気の間にあるのが未病という状態です。未病という言葉は東洋医学の中ででてくる言葉ですが、その始まりは2000年以上前の中国の書物『黄帝内経素問』(こうていだいけいそもん)の中に「聖人は未病を治す」と書かれていたことが始まりと考えられています。その意味は「発病には至らないものの、軽い症状がある状態」を指します。まさに不調が病気になる前段階、病気の卵という状態が未病です。この不調の状態で治すことができれば病気になることもなく、後から後悔するようなことも防ぐこともできます。

先程も触れたように不調には気づいていない人も実は多いのが現実です。時間に追われる毎日を過ごす現代において、小さな不調に気づくことは少なくなってきました。日々仕事や家事に追われ、休む暇もない毎日。ですが、不調は皆さんの身体が発しているSOSです。頑張り過ぎているよ、少し休もうよというその助けを求める声を聞きとることこそが未病を治し、病気になることのない快適な毎日を過ごすことができる最初の一歩になります。

その為には日々自分の身体や健康状態に興味を持つことが大事になります。昨日に比べるとなんだか〇〇が〇〇で…という具合に具体性が感じ取れるようになれればしめたものです。そういえば最近休めていないな、少し休もうかなという気持ちになれる。そんな自分の状態に気づくことが未病を治す方法なのです。

 
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ABOUTこの記事をかいた人

井上 公佑

通称 美容鍼灸王子® 終末期医療や高齢者医療の現場で鍼灸師として活躍。年間2,500件以上の施術を担当。その過程で、仮面様顔貌など容姿が変化する難病の患者を救いたい思いから、日本における美容鍼灸のパイオニアである上田隆勇氏に師事。女性だけでなく、難病患者も美容鍼で改善に導く治療院を運営。その後の活動が評価され、最年少にて初代上田式美容鍼灸®認定講師の1人として任命を受ける。 現在は施術の傍ら専門家への美容鍼灸の指導活動や、一般向けの講演活動を行い正しい美容医療の普及活動も精力的に行っている。メディア取材実績多数。

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